この町:コロラド州エバーグリーン
April 2003  by Avril

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今日は、necoのお友だち、エヴリルが寄せてくれたコロラド州エバーグリーンの猫事情をご紹介。エヴリルは、現在、ロッキー山脈の山懐、標高8500フィート(2590m)の高地に、ザンジバーとカズー、ジェゼベルの3匹の猫と一緒に暮らしています。

<赤ちゃんだった頃のカズー>

広大な自然に囲まれた環境にあっても、3匹は、ほぼ室内飼い。外にはキツネやクーガーがたくさんいるからです。冬は雪に埋もれ、恐ろしい外敵揃いの中、猫たちは到底外では暮らせず、迷い猫や捨て猫もわずかしか見られないようです。

日本のガーデニング愛好家にとって、敵は外を自由に行き来する猫。でも、ここエバーグリーンの庭を荒らすのは、何とヘラジカの大群です。何百という群れでやってきて、玄関のすぐ脇で100頭、200頭がのんびりと草をはんでいるのです。エバーグリーンの人々は、彼らに目くじらをたてることはありません。そもそも、ここは彼らの住まいだったのですから。そして彼らの美しい姿は、ただただ見とれるばかりだと云います。

目下エヴリルが頭を痛めているのは、ザンジバーとカズーのスプレー。エブリルのお仕事の関係で、人がたくさんお家に出入りするようになってから、このスプレーが始まったようです。もちろん、ちゃんと去勢ずみ。エヴリルとの静かな時間が少なくなるにつれ、スプレーはひどくなってきたとか。エヴリルを一人占めできなくなって、寂しいのでしょうね。獣医さんもお手上げのようです。

<カズー>