ラピュタ阿佐ヶ谷

August 16, 2009 reported by neco

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今年は旦那様の会社が夏休み返上で仕事となりました。居候の私も同じスケジュールで出社。仕事と遊びの区別があまりつかない私のこと、苦にもなりません。夏休み代わりの2連休に、隣町の阿佐ヶ谷に家族で食事に出掛けました。目指すは駅にほど近いラピュタの上にある『山猫軒』。ね、ね、名前からしていいでしょ?!

行きがけに、母が野菜ものを買いたいと言い出して、八百屋さんに立ち寄りました。その八百屋さんの壁には、こんな絵が!

そうです!この八百屋さんは、以前にご紹介したレタスちゃんの実家です。前回は、お気に入りのジャズ・バーにお出かけしていましたが、今日はどうかな?
いた、いたーっ!!トマトの箱に入って、お休み中です。傍に寄っても眉毛一本、ヒゲ一本動かさず、安心しきって昼寝を楽しんでいます。
このトマトの箱は、レタスちゃんの指定席のようですよ。
日ごろの買い物は大きなマーケットで済ませるのですが、こうして八百屋さんで買い物する楽しさは一入。そこに猫様が居て、初対面のお店の人と、猫様を話題に話が弾めば、最高です。
よそ行きの表情を見せる中杉通りから僅か一本入ったところに、こんな普段着の空間があるなんて……。
 

ゴーヤとトウモロコシとトマトとリンゴを買い込んで、ラピュタへ向かいます。と言っても、ラピュタは目と鼻の先。駅からも2分のところです。
見えてきました!まるで宮崎駿の世界に迷い込んだような不思議な建物。それもそのはず、「ラピュタ」のネーミングは、宮崎駿作品の「天空のラピュタ」に由来しているそうなのですから。小さいながら、仕掛人、才谷 遼氏の思い入れが、大きな存在感となって周囲を包んでいます。
ラピュタは、映画館と小劇場、レストランを備えた文化複合施設で、1998年にオープンしたとのこと。ラピュタとそのコンセプトについては、「ラピュタ阿佐ヶ谷」「東京/ラピュタ阿佐ヶ谷」をご参照ください。
森を抜けて、湖を右手に見ながら館内に入ると、小さなロビーがあります。セルフサービスの珈琲もあり、森の緑と湖の魚をガラス越しに眺めつつ本のページを繰れば、一日心地よく過ごせそうな絶好の空間です。

でも、今日は、映画も本もおあずけで、フレンチレストラン『山猫軒』に直行!
3階の客席はキッチンと一体となった作り。4階には室内とテラス席があります。
山猫軒』という名の由来は……お尋ねするのを忘れてしまいました。食事の前はお腹ぺこぺこ、食べた後は、満足至極だったものですから。ロゴの山猫君に免じてお許しあれ。
こちらのレストランでは、食材にこだわりぬき、手間ひまを惜しまず作り上げた、気取らないフレンチを楽しむことができます。メニューにないオリーブを注文しても、気持よく応じてくださいました。
ちなみに、私たちが注文したメインディッシュはこの三種です。


食事を終えて、お茶でも飲もうと阿佐ヶ谷駅南口のパール商店街を歩き始めましたが、折悪しくお盆休みの真っ只中。お休みのお店が多く、探し当てたのは、カフェではなく、またも猫様でした。こちらも八百屋さんの猫さま。一見して、おじいさん猫でしたが、せっせと身繕いに励んでおられました。歯槽膿漏で思うように食べられず、随分とスリムになってしまったとか。食事の工夫をして大部良くなったと伺い、一安心。猫様のお陰で、これまた初対面のお店の人とも、心が通います。

身繕いを終えた猫様、老齢ながら、どうしてどうして、なかなかの優男でした!
今日の食事は、前々菜とダブルデザートに八百屋さんの看板猫をいただき、忘れ難いひとときとなりました。



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