◆3月16日 『隣の宮沢さん』(目下『チビタ』と呼ばれる)を家族に迎える

三重苦を背負い、もう一雨に当たれば命の火が消えていただろう『チビタ』。オフィスに続く階段に頼りなげに座っていた姿が、今でも鮮やかに蘇ります。すでに二世帯住宅化していたneco家で、唯一の頼みは『らーちゃん』。その『らーちゃん』が成猫の『チビタ』を受け入れ、わが子のように添い寝し、身繕いをしてやり、『チビタ』は元気を取り戻していきました。そして、『チビタ』を守る中で、『らーちゃん』もまた、自信を回復していきました。
毎晩毎晩、叫びながら8の字歩行を繰り返し、眠れない1ケ月を過ごしたのも忘れがたい思い出となりました。
そして今、『チビタ』と『らーちゃん』は、1階5人衆とも何とか折り合いを付け、全員が家中を共有しています。

◆4月18日 『猫三昧』アップロード

neco家の内猫が10匹、野良ちゃんを連れ帰るにも限界が近いこともあり、皆さんとの輪ができたら、一家の限界を超えて何かできるかも、という獏たる思いでアップロードしたHP。でも、本当かな?世には野良ちゃんの保護活動に心血を注ぐ多くの方々、団体があるのに?正直言って、野良ちゃんの現状を知り、直視する勇気がなかったからなんです。今でもまだその勇気がない。何とかしたいとは思いながら、できることを遥かに超えてしまう現状をつきつけられるのが怖い。でも、やっぱり何かしたい。そんなもやもやした気持ちで、アップロードしたような気がします。このHPを通して何をどうしようとするのか、そんな青写真はまったくなかったんです。それでも、指の向くまま気の向くまま更新を続け、多くの方々と画面上で、そして直接お会いしながら、neco自身が自分の声と言葉で伝えられることが段々にわかってきました。

◆5月 『キャラリン』初のお目見え

『お友だち』と『クロちゃん』の陰に隠れるように、突然姿を現した白い(はずの)猫『キャラリン』。口の中に異常があるらしく、食べ物が口に入る度に、大変な騒ぎで口を拭おうとする『キャラリン』。気まぐれで、立て続けに来ていたかと思うと、ぱったり姿を見せなくなる『キャラリン』。何とかしようと、強行手段で捕まえたようとしたときは、思いっきり噛まれました。暑い夏のことで、両腕がミイラのように包帯ぐるぐる巻きになって。以来一度も体に触れせてくれない『キャラリン』は、未だに女の子か男の子か不明なままです。それでも、今は庭先に置いたログハウスを自宅と決めたようで、散歩もそこそこに、ひがなご自宅で寛いでいます。朝晩、ガラス戸越しにおねだりする薬入りの食事のお陰で、口の痛みも和らいでいる模様。neco家の敷居こそ跨ぎはしませんが、準住み込みといったところでしょうか。

◆6月1日、Cat Art Salon & Shop "NECOZANMAI" 開店

「クロゼットには一つ一つ集めたステキな猫たちがいっぱい。でもいつも陽の当たることのないクロゼットの中で、誰にも見てもらえず、かわいそう」
「会社に飾ればいいじゃない」
思い掛けない旦那様の言葉を聞いたのが5月の連休。連休明けからオフィスの改装工事となり、6月、晴れてnecoのコレクションは店頭に飾られました。
ところが、一旦スペースをもらったnecoはブレーキがかからなくなり、コレクションを飾るだけのはずが、次第にお店へと変貌し、旦那様のオフィスのスペースは猫アートに侵食され続けています。もう限界が近いこと、わかってますよ、旦那さま。

◆8月 『猫三昧』が Yahoo のお薦めサイトに選ばれる

4月にアップロードしたものの、どうすれば皆さんに見ていただけるようになるか分からないまま、ゆるゆると数字の増えるアクセスカウンターを眺めながら、どなたが見てくださっているのかしらと思っていたところ、8月の半ば過ぎ、突然カウンターの桁が変わっていてビックリ仰天。そうしたら、Yahoo からメールが入り、お薦めサイトに選んでくださった由。「…貴サイトのますますのご発展を云々…」という言葉にどれ程勇気づけられたことか。アップロードして4ヶ月で300台だったアクセスが、8月以降の4ヶ月で8000も増えました。Yahooさん、拙HPにご訪問くださった皆さん、本当にありがとうございます。来年に向け、ますます気力が充実するのも、皆さんの応援のお陰。遅々たる歩みかもしれませんが、少しずつでも手応えのあるHPにしてまいります。
これからも、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。