夜中の光景 (H14.7.7)

『ぱぱちゃん』がNecoの大きな寝言に叩き起こされた。Necoの寝言は起きて話しているのと全く同じ調子で、笑いを交えてしゃべり続けるらしい。違う点は、声が異常に大きいこと。ひとたび起こされた『ぱぱちゃん』は、止むことのない寝言に再び寝つけるはずもなく、ベッドの上に座り込んだ。『らーちゃん』が日中の鬼ごっこの疲れか、『ぱぱちゃん』のベッドで熟睡している。『チビタ』は、タッタッタッと8の字歩行中。今でも時折、8の字歩行をしているのだ。ただ、リズムは以前よりゆっくりで、伴奏の泣き声もない。いつもはぐっすり眠っているはずの『エリちゃん』が見えない。『ぱぱちゃん』は開け放してあるベランダに出てみた。涼風が心地よいベランダで『エリちゃん』が一人、走り回っていた。玄関先を見下ろしてみる。『ファイト』があっちへ行ったり、こっちへ来たり。よろよろ、うろうろ、歩いている。食べても食べても、どんどん小さくなっていく『ファイト』の姿を胸が締めつけられる思いで眺める。『ロッキーママ』は昨晩、随分長いことトカゲと遊んでいたせいか、外の自室でお休み中と見える。無彩色の風景の中で、音までも色を失い、静かに響いている。