ハロウィーンのステンドグラス

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このハロウィーンをモチーフにしたステンドグラスのパネルは、私の大好きな作家さん、剣持敬子さんにお願いして作っていただいたもの。55.5cm×44cmの大きな作品だ。

剣持さんは、猫を擬人化して表現するのを好まない。猫はあくまで猫。ありのままを描き出す。そんなこだわりも素敵だし、出来上った作品の完成度の高さが、何より嬉しい。

ハロウィーンというと、カボチャに魔女、黒猫……黒猫に魔女の帽子をかぶせたり、ほうきに乗せて空を飛ばせたり、というのが一般的なモチーフとなる。
猫を擬人化しない剣持さんはどう描くのだろうか。楽しみだった。
そして出来上ったのがこの作品だ。

ジャック・オー・ランタンと魔女の帽子を蜘蛛の巣の上に描き、背面にコウモリとクモ、色彩に変化を持たせるために季節のブドウをあしらっている。そして猫は黒猫にこだわらず、黒白猫。ランタンのぱっくり開いた口に、恐る恐る手を突っ込んでいる。不安気な目の表情が愛らしい。
背景の薄いオレンジのガラスの模様も素晴らしく、カボチャに使われたガラスの色合いは厚みがある。
ハロウィーンというお伽噺の世界を、とても身近に描き出した傑作だ。

*剣持さんのステンドグラスをご希望の方は、以下のメールもしくはお電話にてお問い合わせください。

info@necozanmai.com
03-5305-5880 (猫三昧 木〜月10:30〜19:00)


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