Cmielow の猫たち

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今回は、ポーランドの陶磁器工房、Cmielowの猫たちをご紹介しよう。 Cmielow は、1790年に生産を開始した歴史ある工房で、20世紀中盤、1950〜60年代の作品は、世界中のギャラリーや個人蒐集家が競って探し求めている。20世紀後半の40年間、工房の生産は中断していたが、新たなオーナーを迎え、活気を取り戻した。新オーナーは、工房の地下に、古いモールドが眠っているのを見つけ出し、それを丁寧に修復して、リプロダクションを始めた。また、新しいデザインの作品も次々と生み出されている。
Kotka Pani と題されたこの作品は、2005年に発表されたもので、わずか300体の限定品だ。スカラプターは、A. Spala。思い切ったデフォルメと白と黒のモノトーン。チェコのロイヤル・ダックスの猫たちに一脈通づるものがある。東欧という土壌が生み出すデザインなのかもしれない。
こちらも、A. Spala の作品で、同じく2005年に発表された。タイトルは、Kot Pan。こちらは限定品ではないが、上の作品とペアで飾ると、一層引き立つ。


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